風呂の壁のはがれや色をペンキで直して快適な風呂にする方法
風呂の壁や天井をペンキできれいに!
風呂には組み立て式のユニットタイプと、部屋として作り浴槽を置いたタイプがあります。
ユニットバスは米国で世界に先駆けて特許が取られましたがあまり普及しませんでした。
その後1964年に開催された東京オリンピックで空前のホテル建築ラッシュを迎えますが、
日本ではそれまで主流であった、左官やペンキなどで仕上げる工法では工期が間に合わないために、TOTO製のそれまでにはなかった風呂、ユニットバスが多く採用されました。今では一般家庭にも普及しています。
ユニットの場合内装は様々ですが、壁や天井はプラスチックの用に見えるFRP(繊維強化プラスチック)で出来ているので、FRP自体に吸い込みがほとんどないために、不向きです。プライマーなどを塗ってもはがれることがあります。部分的に取り換えが可能ですし、硬質タックシートなどでの張替えも可能です。
お部屋式の風呂の一部タイル張りになっていて、その上部がペンキや左官仕上げになっているところや天井などには塗れます。
風呂用がありますが、風呂用と明記のない水性ペンキでも大丈夫です。
ただ、艶消しは避けましょう。艶が低いと耐久性が弱いので、少しでも艶があるペンキが向いています。
半分艶くらいのペンキが理想的です。
まず、よく換気などをして風呂を乾燥させましょう。これを守れば大丈夫
湿っている壁に塗ると、ペンキ自体うまく密着しないうえに、塗った部分も後になって水ぶくれの様に膨らんできて、再度下地を整えて塗ることになるのでよく乾燥させるのは、全ての作業の中で一番大切です。
まずは床から養生をスタートします。
続いて窓周りなどペンキが付いてはいけないところをマスキングテープなどで養生していきます。
養生が出来ると、ペンキの準備に掛かります。
この後塗装膜の悪い箇所をそぎ落とすので、床の養生は特に念入りに行います。風呂は常に湿気が高いところで湿気の影響を受けやすく、壁のペンキがはげていたり、亀の甲羅のように日々が入っていたりします。
まず既存の塗装膜をチェックしましょう。目視で確認できる不具合もありますが、確認できないものもあるので、たわしで壁をこすってみましょう。
たわしでこすってはがれてくるペンキは下地の保護や美観を保っていないので、この際すべてそぎ落とします。
落とし終わったら乾いた雑巾で全体をふきあげましょう。はがれたところとそうでない部分に段差がでます。
この段差が気にならなければ、このままペンキを塗ります。
段差を埋めるにはパテを使用します。段差の部分にパテを入れて、平滑にして、乾くとパテは水を失ってやせるので、何度かに分けてパテを入れて乾いたら紙ヤスリでこすり、出来るだけ平滑になるように繰り返します。
まずは刷毛で縁取りを行って、大きな面はローラーでペンキを塗っていきます。
天井にペンキを塗る時も同じ作業の繰り返しになります。
タイル面を塗る
表面が硬いのでペンキが吸い込みにくく、プライマーなどを使用してもモノが当たったりするとペンキがはがれやすいのですが、日常的に触ったりする面ではないので、思い切ってペンキで仕上げても楽しいですね。何かあっても塗り直せばいいんですから!
目地にカビが発生している場合には、市販のカビ取り剤を使ってカビを取り除いてから作業に入りましょう。
まず風呂を換気するなどして乾燥させたうえで、タイル面にプライマーを塗りますが、ある程度の厚みが出るとペンキがはがれにくくなるので、2回塗りしましょう。
続いて、上塗りを2回して完成です。
タイルごとにペンキの色を変えるのも面白いですね。
浴槽の塗装
材質も様々ですが、素肌で触れるので、ちょっとした突起もかなり気になります。
またずっと水につかるものですから専門業者に任せましょう。
風呂に使いたい色
Seafoam Green
柔らかいグリーンの壁が海岸沿いにあるリゾートホテルの様な雰囲気を作ってくれます。
アクセントに白やベージュを加えるとスタイリッシュで居心地の良いバスルームに。
Sky Blue
水周りと言うとやはり、海や空のブルーでしょうか。風呂のお湯に壁に塗ったブルーが移りこんで、さわやかな気分に。
Charcoal
意外にチャコールの壁も落ち着きますね。グレーよりも暖かく深みがあるカラーです。チャコールで塗られたバスルームは都会的でスタイリッシュ。
Dusty Jade
砂浜を思い出すような穏やかなベージュとグリーンの組み合わせ。ゆっくり時間が流れる空間づくりにはぴったり。
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